しんぶん 赤旗新聞にスポチャン記事掲載!
2003年11月23日(日)赤旗新聞 (抜粋)
スポチャンで気分そう快    エアソフト剣使い手軽で安全

 チャンバラなんて危険だし野蛮---。いえいえ、スポーツチャンバラ(スポチャン)ならそんな心配は無用。誰もが楽しめるスポーツとして、各地、各国に広がっています。空気で膨らませるエアソフト剣で、小さな子どもでも、おとなと対等に対戦できます。実際に目で確かめようと、練習場を訪れました。
畑野 孝明記者
毎週小学校で

「次は合戦をします」とコーチの田邊賢一さん。横浜市磯子区の小学校体育館に集まった子どもたち約20人が、2組に分かれて対戦です。専用の「面」に付けた紙風船を敵に割られたらアウト。どちらかの組が全員割られたらおしまいです。
小さい子は紙風船を足首に付けるなど工夫します。二刀流の子どもや、片手にスポンジ製の楯を持った子など、たたかい方も多彩です。
 体育館狭しと子どもたちが走り回り、すきを見て敵の紙風船めがけてエアソフト剣を思い切り打ち込みます。当たっても剣の中身は空気。折れ曲がるのでケガの心配もありません。敵の風船に気を取られているうちに、後ろから別の子どもに風船を割られてしまうなど、気は抜けません。
 そんな子どもたちを、お母さんたちが体育館の隅でのんびり見守ります。

公平で自由に

 「記者さんもどうですか」と、練習会場に案内してくれた田邊哲人さん。国際スポーツチャンバラ協会の会長です。待ってました、と子どもたちにまじって「合戦」に参加。元気いっぱいの子どもたちの攻撃を必死で防ぎながら反撃も。とはいっても、意外と相手の紙風船に当たりません。
 そうこうしているうちに「おじさん、風船割れているよ」。面をはずして見てみると、しっかりやられていました。でも面白い。新聞紙を丸めた剣と比べても衝撃がはるかに小さく、痛くありません。童心に帰って、思い切り走り回ったり、エアソフト剣を振り回して、気分そう快です。
 「スポーツチャンバラは型や流儀なし。本来は、ともかく相手に剣をあてれば勝ちというルールです。勝ち負けは二の次。チャンバラごっこでいいじゃないですか。しかも安全」。安全・公平・自由が、田邊会長のこだわりです。

各地で大会も

スポチャンの愛好者は、日本を中心に28万人。世界各国に広がり、毎年8月に開催する世界選手権には千人を超える参加者が集まります。日本選手権や、各都道府県ごとの大会も毎年開催。今年の国民体育大会(秋季)では、初めてデモンストレーションスポーツ行事として「少年少女スポーツチャンバラ」が開催されました。

 「子どものころ、規則やルールなしで、のびのびと神社の境内や野山を駆け回って遊んだチャンバラごっこが原点です。でもあれは危険でした。エアソフト剣を使うことで、安全・公平・自由なスポーツとしてチャンバラがよみがえりました」
 こう語る田邊会長は、もともと剣道場で子どもを教えていた「武道家」。「でも礼儀や決まりごとが多すぎて。もっと楽しく、思い切りストレスを発散できるものがいい。そんな場が社会から失われていませんか。スポチャンは、エージレス(どんな年齢の人も楽しめる)でバリアフリー(障害者も楽しめる)。いまはスポチャン一筋です」

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