「強く逞しくなる」「痩せる、引き締める」ために知ろう、鍛えよう!
雑誌 Tarzan  ターザン

No.420 2004/6/9   P64〜P65
男と女の「筋肉」大研究! 特集でスポチャンが紹介されました。(一部抜粋 詳しくは本をご購入下さいね!!)
スポーツチャンバラの巻
子供時代に遊んだチャンバラが、実践スポーツになって甦った!
 いったいいつから、廃れてしまったのだろうか。
 かつて日本における子供たちの遊びの王道ともいえる地位を占めていたのがチャンバラだった。神社の境内などで侍を気取って棒切れを振り回す子供たちの姿は日本の風物詩でもあった。
 ボクが子供時代を送った昭和30年代あたりになると、棒切れはおもちゃ屋で売っているソフトビニール製の刀になってスマートになったが、チャンバラ自体は健在だった。だいたい昭和40年代あたりからですかね、子供たちの遊びから姿を消し始めたのは。。。
 しかしそんなチャンバラがスポーツとなって戻ってきた。

 その日、われわれは、汗をかきかき、和気あいあいと練習している会場にお邪魔した。
〈武心館島田道場〉というスポチャン道場の練習日で、体育館には大人、子供入り乱れて50人ほどが集まっていた。

異種剣術世界一を決めることも可能。
「スポチャンは基本的に打たれても怪我をしないような形になっています。つまり安全ですね。それと大人と子供が戦うコトもできる。つまり公平なんです。あと自由。何を着てもいいし、どのようなスタイルで戦ってもいい。つまり安全、公平、自由。これがスポチャンの基本です。」
 と、語ってくださるのは、武心館島田道場の島田征彦さんだ。
「基本は打たれたら負けです。骨のあるところを打たれたら負け。相打ちも負け。実際の戦いもそうでしょう。切られたら負けですよね。それと同じ。実際の戦闘に近い形になっている。つまりサムライ武道なんですよ」
 デニムの裃をつけた島田さんはこう続ける。

「スポーツチャンバラの得物はたくさんの種類がありますので、お見せしましょう」
島田さんが道具を集めてきてくれる。
 短刀、小太刀、長剣、杖、棒、槍、なぎなた、盾、いろいろある。それがすべてエアーソフト製で、同じところで作られている。

 合戦なんていうものもあるぞ。大人数が入り乱れて戦う。こんなのは剣道にはないけれど、実際の戦いにはこういうコトってある。そういう意味で考えると、スポチャンは実戦に近いという説明は納得できる。
 護身術としても使えるというのは、島田さんが強調していたが、実戦に近いという点ではたしかにそうなのだろう。

 現在、武心館のメンバーは40人。そのうち子供は28人で、あとは学生、社会人とそのメンバーの世代はいろいろだそうだ。
 世代を超えて刀を振り回してチャンバラを楽しむ。これはこれで、間違いなく楽しい世界のようだ。

子供たちの伸び伸びした姿に好感が持てる。遊びながらカラダを鍛錬!
  武心館島田道場のホームページはこちら


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