第３２回　全国少年少女スポーツチャンバラ選手権大会　in　由比

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　国際スポーツチャンバラ協会
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日本スポーツチャンバラ協会　会長　田邊哲人

　第３２回全国少年少女選手権大会 兼 国のスポーツの拠点づくり推進事業 第１回大会（『１００の甲子園 第１回 』全国少年少女大会）が静岡県由比町で実施されました。８月２０日の真夏の真っ最中、全国より大刀小刀槍を持ってちびっ子剣士が由比町へ集まり、チャンピオンを目指して大いに戦いました。
　全国を北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の８つのブロックに分け、打突競技の部、基本動作の部それぞれ３名１チームで編成された代表チームで戦いました。

　打突競技の部の優勝は関東ブロック、準優勝は四国ブロック、また基本動作の部の優勝は四国ブロック、準優勝は中部ブロックでした。

　打突競技は各種目（先鋒は小太刀・中堅は長剣フリー・大将は二刀）のベスト８入賞者からの３名１チーム編成で、監督はその代表メンバーに多く選出された県の監督が代表監督となりました。突然その場で監督が決まり、戸惑いを見せながらも晴れ晴れしいひのき舞台でした。
基本動作で観る者を魅了したのは、関東ブロックの鎌田朱美選手と、四国ブロックの野村五月選手です。この二人はその凛々しく美しい姿で際だって目立つ存在でした。観衆も息が止まるような緊張感で、大したものだと感心しました。
基本動作の判定には、一試合一試合観衆からどよめきが起こり、個人戦にはない盛り上がりがありました。この緊張と、多くの旗が上がったときの快感を励みに、さらなる上を目指して欲しいと思います。
　個人戦では大阪の選手が４部門で優勝していたのが際だっていました。