読売新聞 日曜版「トライ」でスポチャン特集記事を3回連載!
第3回「info編」   2003年12月21日(日)読売新聞 (抜粋)
第2回連載記事>

   
  第29回全日本チャンピオン長谷部洋祐選手(右)と第19回世界チャンピオン田辺賢一選手(左)の模範試合の審判を買って出た彦いちだが、2人の動きの速さにはついていけず。  
負けたら次がある

「闘う噺家」の私は、最強の剣術を求め、浴衣にタスキがけの姿で、本部を横浜におく「スポーツチャンバラ(略してスポチャン)へ入門した。

スポチャン範士八段というインストラクター田村勝家さんは、「心身の回復力も、スポチャンの特徴の一つ」と語る。
「最近、学校などで『勝ち負けを決めない』という傾向がありますが、勝敗はやはり必要。大切なのは負けを引きずらないことです」
その通り。一度破れたからって、それで一生が決まるわけではないのだ。だからスポチャンは素直に「負けました」「参りました」と申告する自心判定を取り入れている。
もうひとつ、当たっても痛くないエアーソフト剣など安全な道具を使っているが、スポチャン自体は限りなく実践に近いのも特徴だ。「チャンバラといったって、敵は一人とは限らないでしょ。それにどこから来るかわからないもの」と、ふだん温和な田辺会長が、鋭い目で言う。

稽古場に、世界大会で三回優勝経験のある田辺賢一さんと、今年の日本チャンピオンの長谷部洋祐さんが現れた。
会長が「誰でもチャンピオンを倒す可能性がある」と言っていたのを思い出し、無謀にも手合わせを申し出た。結果は----。何か所か当てたものの、ボコボコに斬られてしまった。

改めてチャンピオン同士の模範試合を見せてもらった。さすがに技が洗練されている。自然と古武道の動きをしていることも少なくないらしい。見ていても気持ちがいい。長谷部さんは「トリッキーな動きがホント楽しいです。アニメの動きみたいでしょ」と笑顔で語る。

大人と子供が、これほど手加減なしで真剣に闘えるスポーツも珍しい。全国の各都市に支部があるのも嬉しいではないか。
年齢、性別に関係なく、誰でもすぐ出来る「スポチャン」。これからも目が離せないぞ。冬の休日、エアーソフト剣を片手に、いざ、スポチャン修行に参ろうではないか!

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