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スポチャンとは
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What Sports Chanbara?

田邊哲人が創始したスポーツチャンバラとは?

 規則やルールで不自由なスポーツではなく、自由奔放に神社の境内や野山を駆け回って遊んだ「チャンバラごっこ」を新しい安全な用具を開発することで「安全と公平そして自由」を担保し、体育館で行う現代的なチャンバラごっこ『スポーツ』の土俵に引っ張り上げた。用具は「エアーソフト剣」と称する柔らかい剣状のもので、その中身は世界中どこにでも共通する空気だ。
 この用具の安全開発によって、世界中の人々が共通のスタンスで競技できるようになった。
 例えば「スポンジ製」とはいっても国や地方によって硬さや材質が異なり、みんなが公平に安全に競技を行うことができなかったのである。

photo:田邊会長が始めた頃の初期の本部道場の練習風景。床もボロボロですね。
田邊会長が始めた頃の初期の本部道場の練習風景。床もボロボロですね。

Outline of Associstion

団体の概要

 「スポチャン」の愛称で親しまれているスポーツチャンバラは、現会長でもある田邊哲人が1971年(昭和46年)に「護身道」を刊行した時から発祥した。そして門人を育成して2年後の73年(昭和48年)に「全日本護身道連盟」が発足、その後も発展を続け、「国際スポーツチャンバラ協会」となった。小競技会の開催や啓蒙活動を展開し、現在では世界で愛好者36万人を数え、インストラクター等の公認指導員も5000人を越えている。(平成23年現在)
 指導地域は北海道協会から沖縄協会まで、おおむね各地区大会や講習会が開催できるほどの力もつけてきている。


世界に広がるスポチャン

 海外においても年を追って理解者が増え、アメリカ大会、フランス大会、オーストラリア大会、イタリア大会、ロシア大会、ウクライナ大会、ラトビア大会、エジプト大会、韓国大会、台湾大会、シンガポール大会と普及活動が快調に進んでいる。
 また、協会のビックイベントである日本選手権大会、さらには世界選手大会も毎年、日本で開催するに至っている。

Effectiveness in building up one's spiritual and physical strength

精神と体力の両面に効果を発揮

 スポチャンには他にもさまざまなバリエーションが用意されている。例えば1対1で行うものは「対戦」といい、1対3などのように同人数でないものを「乱戦」という。また体育館やグランドで30対30,50対50など集団で戦うものは「合戦」といいこれはいわば昔のイクサごっこのことである。又、車椅子や障害者も参画している。
 力の差や体躯の差のある場合(子供対大人など)は得物(武器のことを得物といっている)の長さを変えて対戦する。例えば、小太刀(60cm)対長剣(100cm)などとハンディをつければ、その差が克服できるのである。世界チャンピオンを相手にしても長剣を持った子供3〜4人でかかれば、子供たちのほうが勝つこともある。
 また引っ込み思案の子供や、いじめられっ子も合戦や乱戦の仲間に入って体育館や運動場、野山を力一杯駆けめぐれば、日頃のストレスや運動不足も一挙に解消することができうであろう。
 言葉の通じない外国の人達ともこの一本のエアーソフト剣で友達になることができるし、頭に紙風船をつけての風船割りゲームなどと友達、先生、親子の連帯感を深める上で大いに役立っている。

 また、障害者大会も各地で盛んに実施されているが、それはリハビリーとして、又健常者とのコミュニケーションとして役立っている。その指導者や、習技者それぞれの価値観でスポチャンを大いに活用しあまり老若男女の体力差や年齢差を気にせずきわめてリラックスした雰囲気をつくり自然の中で楽しむことが出来るよう推進している。

photo:合戦 photo:合戦
初期の「合戦」の練習風景。                                        第36回世界選手権大会「合戦」

The World Championship toward the harmony of world

世界の調和を目ざす世界選手権大会

 協会の大きな行事は、何と言っても「世界の人たちとの融和(ハーモニー)」を目的に開催されている世界選手権大会であろう。多くの国の多くの剣士が民族の壁を乗り越え、カラーの垣根を乗り越えて「親善の輪を広げる世界のチャンバラごっこ」である。
 田邊会長が横浜から発祥させたスポチャンの旗印は


というものである。スポチャンのテーマである「世界のハーモニー」という旗印のもとに、多くの国々から多くの人たちがヒューマンリレーションを作るために参画してくれているものと思っている。

 世界にはさまざまなスポーツがあり、それらは各民族の培った文化の誇りでもあるだろう。我々は、その文化を積極的に認めて受容し、互いを理解しあう「世界人づくり」を目ざしている。もはや日本人は、いつまでも日本人というカテゴリーの中だけで思考していてはいけないのではないだろうか。
 今、教育は規則や圧伏的になるのを注意しなければならない。

教育面への効果も

 これは日本の中でもいえ、昨今の青少年の教育離れはそれを如実に証明している。「教える」と称して、「おさえる」という圧状教育がその端々に垣間見えるからかもしれない。

とにもかくにも我々は”世界人を理解する、世界人に理解される”ということをテーマに、「それには1人でも多くの世界の人たちと対話すること」として、それを実践している。そしてお互いに正々堂々と力一杯戦うことで、その流れる汗の中に共通の言葉はなくとも「心の対話」はできていると思っている。

 スポーツのすばらしさは「詭弁を弄せずとも真の心の対話のできること」だと思う。スポチャンとは、騎士道精神、武士道精神すなわちフェアープレイを尊重し、勝負に拘泥せず、物事に執着しない、さわやかな人間になって、世界人に仲間入りをさせていただくトレーニングの場だと思っている。
 そのために、我々はさまざまな企画やイベントに参画をさせていただき、また協会も率先して地域(市町村単位)の交流会を開催しているところである。


Trying for this healthy sport to be safe and fair

事業の自己評価として
安全かつ公平な健康スポーツのために

 今までには、用具の不備によってさまざまな事故があった。
 旧式のソフト剣は中心に硬い芯(ポリカやプラスチックなど)が入っていたため、外側を包むソフト材が使用頻度により徐々に疲弊し、やがて硬い中芯が直接、指や頭に当たることもあった。指の柔らかい女性や幼年に限らず、大人でも指の破傷事故が頻発した。
 これらの事故の防止策として、安全性を逸する直前、つまり外部からソフト材を押したとき中芯の硬い部分が感触されるものには、ソフト材の新規交替を使用者と管理者双方に二重、三重のチェック責務を設け、安全管理には配慮をしていたつもりだったが(選手には安全用具の使用義務、インストラクターには安全管理責任、大会主催者や試合場審判員には安全点検義務など)、競技人口が増え、また規定以外の材質のもので補強したりなどで、現実は協会のチャック機能のキャパシティをオーバーしてしまっていたようだ。

 したがって、これら欠点を克服するために「世界共通の安全と公平」をキャッチフレーズに、「エアーソフト」の開発がなされた。そして、世界共通の「空気」を利用したエアーソフト剣の登場により、スポチャンは本当の意味で、”世界の老若男女が安全かつ公平にプレーできる”健康スポーツとして、名実ともに確立されたといっても過言ではないと思っている。

Trying for further development

さらなる発展を目ざして

 協会本部の主管する行事は世界大会選手権大会の他に、日本選手権大会、全国少年少女大会 in 由比(「100の甲子園スポチャン大会」)の他、全国大学生選手権大会、全国幼稚園大会などがある。

平成18年10月10日には、これらの活動により文部科学省より日本スポーツチャンバラ協会が社団法人として認定され、さらに、平成23年2月22日には菅直人内閣総理大臣より公益社団法人として認可を受けた。

 競技会の他に、指導員養成講習会および審判員養成講座も開催している。
 この「日本発スポチャンごっこ」が今、スポーツとなって「真のグローバルスポーツ」として、世界人類の協調のために必ず役に立つものと確信し、今後の活動の源泉にしたいと思っている。

本部事務局 〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町2-5-4 (白井ビル1101)
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