先のインタビューNo.53, 82でもお話し致しましたが、改めて「称号」について皆様に重ねてお伝え致します。
斯道の称号には「錬士」・「教士」・「範士」という3つがあります。
錬達の士 すなわち「錬士」、教えるに足る士 すなわち「教士」、範たるを持って「範士」と言います。
この称号というものは、サー(英語: Sir)と言うような称号と同様に、大変な名誉を付与された事であり、格式を示すものであります。そして免状などには段位と一緒に併記され、それぞれ相応しい段位は、錬士は六段(錬士六段といいます)、教士は七段(教士七段)、範士は八段(範士八段)というのが相応と言えましょう。しかしながら許容範囲として錬士は五段〜七段までであっても違和感はありません。同様に、教士は六段〜八段まで、範士は八段〜十段までが相応でしょう。
このように称号と段位との釣り合いは武道の習わしです。それに基づいて言えば「小太刀 範士八段」の者が、長剣や二刀が初段や二段であるのは何とも“異”な事です。免状に指導者として記す場合も「長剣 範士初段」「二刀 範士二段」とは到底書けません。段位は自身が受験して得るものですが、称号は修練の積み重ねの証しであって、品格・格式・言動・立ち振る舞いなど総合的なものから“ 授与される ”、段位より何より上位に位置される名誉あるものです。称号を授与されたら他の種目もおろそかにせず、称号に相応しい段を取得するよう精進して頂きたいと思います。
【取得条件】
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錬士: 協会の発展に貢献のあるもの
25歳以上 五・六・七段所持
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教士: 錬士保持2年以上。さらに協会の発展に貢献のあるもの
35歳以上 六・七・八段所持
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範士: 教士保持8年以上。さらに協会の発展に貢献のあるもの
60歳以上 八・九・十段所持
* 六段以上の本部審査希望者は本部講習会での受験、または直接本部へお問い合わせ下さい。
( FAX:045-664-7252 )
「師範」「師範代」とは、あくまでもその道場や教室内の事であって、他の道場や教室で通用する意味合いではありません。「○○道場の師範」「○○教室の師範代」という事ですね。師範、師範代の免状は、申請があれば「相応の実力を認める」という意味で出しますが、“称号を得る名誉”とは全く違います。従って本部としては年齢制限などの厳密な取得基準もありません。
ただ師弟の関係として、皆さんの手元にある允許状(允可(いんか)と同義語)を見れば恩師の名前が必ず記載されています。スポチャンの世界には師匠の名の入っていない免許状はありません。師匠の名前は単に書かれているわけではなく、師の恩愛、絆は永久に失うことの無きようにという事です。
またインストラクターとしては、師範はA級インストラクター、師範代はB級インストラクターが相応でしょう。
「称号」と「師範」「師範代」とを並べるものでもありませんが、敢えて順番を付けるとしたら、
- 範士
- 教士
- 錬士
- 師 範 A級インストラクター
- 師範代 B級インストラクター
となるでしょうか。
現在「師範」「師範代」「インストラクター」のみの人は五段以上を取得して、名誉ある称号が認められるよう精進して下さい。
以上